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　本学の創立者?松前重義（まつまえ しげよし、1901年～1991年）博士がこのほど、公益財団法人野球殿堂博物館より、「2022年野球殿堂入り」（特別表彰）に選出されました。
　松前重義博士は、東西冷戦時にも日本対外文化協会を設立するなどさまざまなチャンネルによる、学術?文化?スポーツを通じた民間外交に努め、相互理解の促進に邁進しました。
　その中のひとつに、野球のオリンピック正式種目採用を目指し、ソ連（現ロシア）など社会主義諸国との民間外交にも積極的に取り組み、ロサンゼルス五輪におけるソ連のボイコットで東西対立の緊張が高まる中、モスクワ大学にソ連初の野球場となる松前記念スタジアムを寄贈するなど野球の国際化に尽力しました。これらの活動が背景となり、野球は1992年のバルセロナ五輪で正式種目となりました。
　また、1964年に首都大学野球連盟を設立し、初代会長に就任しました。現在は計16大学が参加し２部制でのリーグ戦が実施されています。そのほかにも、日本高等学校野球連盟最高顧問や、全日本大学野球連盟副会長、日本学生野球協会副会長など要職を歴任し日本の野球の発展に大きく貢献しました。
　松前重義博士の野球殿堂入り（特別表彰）は、2022年1月14日、「2022年 野球殿堂入り通知式」にて、競技者表彰委員会?プレーヤー表彰の髙津臣吾氏と山本昌氏と一緒に特別表彰委員会から発表されました。

本学創立者 松前重義 博士